辞めたい。保育士の人間関係は最悪!小さな世界の熾烈な女の戦いとは…

保育士といえば、
小さな子供を相手にして常に優しい笑顔を振りまく、そんな天使の様な職業だ。
なんて世の中からは思われがちです。
実際私自身も、
「保育士って、ほんわかしてて凄くいいよね!」
「子供相手だから気性が激しい人とかいないでしょ。」
こんな事をよく言われました。
しかし、そんな幻想を抱く方に私は声を大にして言いたい。
保育園は戦場である
と。
今回はその戦場である保育園の中で渦巻く熾烈、かつ複雑な人間関係についてお話しします。
辞めたいとお考えの方が、気持ちに整理がつけば幸いです。
正に大奥!その熾烈な保育士同士の争いとは…
保育士が何故いつも笑顔か知っていますか。
仕事が常に楽しいから?
常に仕事にやりがいを感じて、充実しているから?
それも少しはありますが、何よりも大きな理由はズバリ。
いつ、どこで保護者・上司・先輩が見ているか分からない恐怖があるからなのです。
少しでも子供に真剣に伝えようと、正当な理由があろうと感情的にぶつかろうものならば最後、保護者からは、
「あの先生は子供にあんなに冷たく当たってた!」
なんて噂を立てられ、先輩は周りの保育士に対して
「○○先生、あんな言い方してたんだよ、ありえなくない?」
と触れ回って孤立させた挙句、鬼の首を取ったかの様に
「園長こんな事があったんですよぉ~。私は止めたんですけどねぇ…。」
なんて、泣き真似付きで報告されてしまいます。
そうなるとどうでしょう。
次の日からあっというまに孤立します。
保育士は常に自分の地位をまもる事に必死です。その為なら平気で新人をいじめるのです。
私自身、
「何となく目つきが気に入らないし、私から見て喋りにくいから」
という理由で、突然無視され、そして周りに
「あの子は私に感じ悪いの!」
と根回しされ、何時の間にか悪役に仕立てられて辛い日々を過ごしました。
常に脚元には何かの罠が仕掛けられている。
恐怖におののきながら作り笑いをしている。それが保育士の悲しい人間関係の実態です。
後輩が出来たって変わらない!この辛い日々…
新人保育士は新人というだけで、自分に全く関係ない仕事を押し付けられます。
さらにその仕事が終わらない限りは自分の仕事をさせては貰えず、仕事が遅れようものならば先輩・上司からは容赦なくどやされます。
保護者からも、若いからという理由で不安を抱かれやすく、何かあれば直ぐに苦情を入れられ上司からしぼられます。
年数を重ねれば重ねるだけ、今度は新人教育に加えて上司からの圧力、後輩からの突き上げに苦しむハメになり、結局進むも下がるも茨道なのです。
信頼出来る仲間を作ろうとしても、大概はその為に、誰かを犠牲にして言いたくもない悪口を言って派閥を作るしかありません。
私の大好きだった後輩も、いわれのない言いがかりを先輩保育士に付けられ、他の先生方もそれに便乗し、次の日から見事に無視をされるという事がありました。
私は最後まで後輩を無視せずに話しかけ続けましたが、先輩方は最終的に後輩が何もミスをしなくても難癖を付けてつっかかろうとしていました。
私はその姿を見て、心底保育士になった事を後悔し、この狭い世界の労働環境の酷さ、余裕の無さを恨みました。
子供を預かり、皆で保育をしようという理念などとっくに消え去り、頭にあるのは自分を守る事だけ。
こんなくだらない人間関係を解消して、誰も虐められなくなる環境を作ろうと決意したのですが、叶わない夢なのだと思い知らされました。
続く負の連鎖
前述した通り、保育士の世界では、
・それを武勇伝の様に仲間保育士に話して周りを巻き込み虐め抜く
・絶好のストレス発散場所を提供する事が、ある種のステータスになっている
こんな所があります。
そして、それはターゲットが辞めても続きます。
次に入ってきた後輩が良い子であれば、今度はまた違う人をターゲットにして、いびりが始まります。
「保育士を続けたい、保育に携わりたい」
という子供を守るための高尚な情熱が、いつしか自分の身を守るためといった歪んだチカラとなって間違った方向に向いてしまう。
保育士の寿命が短いのは、体力面での辛さだけでは無いのです。
辞めてしまうのも一つの選択肢
保育士も人間です。
冷たくされれば悲しくなるし、一生懸命頑張った事をあっさりと否定されてはやる気も無くなります。
それを揚げ足取りの様に糾弾して、辞職へ追い込む。
そのような恐ろしい人間関係の繰り広げられる保育園は確かに今も存在しています。
歪んだ世界に染められない様に、志を向ける方向を間違わないでください。
引く事、逃げる事が自分にとって大切な時もあります。
退職を恐れず、思い切った度胸で正しい心構えを持ち続けてください。
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