保護者からのありえないクレームの対応。本当にその園で大丈夫?

保護者からの苦情は普通にあることです。
まともな意見もありますが、中には信じられない内容のものもあります。
自分勝手な意見には驚き、落ち込み、怒りがこみ上げ、あきれます。
保育園の子どもより、親対応が大変で辞めたくなることもあるでしょう。
以下のクレーマーに対して、あなたの園がなにも協力してくれない時、それは潮時かもしれません。
目次
超自分勝手なクレーマー保護者
毎年悩む、役員決め。
「私は忙しくて出来ません」
絶対に引き受けてくれない人いますよね。
それはそれでいいのですが、そういう人の中に常識はずれなクレーマーがいたりします。
役員でもないのにケチをつける
役員さんが決めてくれた行事のご褒美やお土産に細かくけちをつける人がいるのです。
こんなもの何に使うんですかあ?
駄菓子なんて低俗なもの食べさせたくないんですけど!
だったら自ら役員をやって、好きに決めて下さいよと言いたいです。
職員に、保護者の中で決めたことを言われても困りますよね。
何も手伝いもせずクレームだけは言う保護者
運動会、当日の朝早くの準備。
忙しい中、各家庭も父母のどちらかが来て下さったり、子どもも連れて手伝って下さいます。
その中を、一切手伝うことなくやってきたズウズウしい保護者がいました。
ちょうど朝の会場が出来上がる頃に、誰よりも早く良い場所を確保し、シートを遠慮なく広げていく。
驚いたのは、運動会後のアンケートです。
その保護者は朝の手伝いだけでなく、終了後の片づけも一切手伝わず、お帰りになりました。
強制ではないので、こちらとしては何も言えません。
この方は子どもの卒園まで、何ひとつ手伝わなかったのです。
一生懸命お手伝いしている保護者の姿は、どのように映るのでしょうか?はなはだ疑問です。
ワガママ三昧な保護者
我が子を一番可愛がって欲しい、他の子より見ていて欲しいという親心は分かります。
でもそれを一方的に要求されても困ります。
保育園では、散歩に出かけることがあります。
二人ずつ手をつなぎ列になって歩く姿を見かけたことがあるでしょうか。
「うちの子は、散歩のときに先生と手をつなぎたいと言っているのでお願いします」
そう言われることもありますが、出来ません。
散歩は安全面もあり、全体に細心の注意を払わなければならないからです。
上手に歩けず、道路に飛び出す可能性のある子は、保育士がつかなければなりません。
特定の子供だけに注意を払い続けるのは難しいです。
しかしこういったクレーマーの要望を気にせずに聞き流していると、どうなるのでしょう?
容赦なく園長にまでクレームがいきます!
苦情、要望を受けた園長は申し訳ないと謝罪。
園長先生の方で「それは出来ません」とはっきり言うべきでしたが、なかなか言ってもらえないのが現実。
すると、
はっきりと言わなかったこともあり、その後も聞き入れてくれないことに保護者は怒り心頭。
ついには、
「散歩の日はうちの子は休ませます」
と言ってくる始末。
計画はしても、天気や諸事情で予定変更をすることがあるのがお散歩です。
前もってお知らせはしますが、休んでもらっておきながら、散歩に行けなかったことがあり、またまたクレーム。
もうこうなってくると、手の施しようがありません。
こんな保護者の元では発表会での主役決めにも気を使います。
親が子どもの気持ちそっちのけで、主役獲得のために園まで乗り込んで来るからです。
まるでテレビドラマのオーディションの選考会に、我が子がエントリーしているかのように鬼気迫っています。
世の中にはおかしな親が存在します。
勝手な親を持つ子の行く末が案じられます。
薬を7種類服用する精神疾患の親
何かをキッカケに突然態度が豹変する保護者がいます。
その方は行事の日にちを勘違いされていたのです。
お知らせしてあったのですがと言ったとたんに、
「私が悪いんですね!!」
と号泣してしまったのです。
それから2か月間、担任は無視され続けました。
無視されるのが分かっていても、保育士は挨拶をしなければなりません。
毎日朝の登園と、降園時だけの我慢と頑張りました。
相当きつかったことでしょう。
でも耐えられていたのは、その方が精神を患い、薬を7種も飲んでいると聞いていたからでした。
「この人は病気、病気・・」と自分に言い聞かせ耐えたのです。
保育士は子どもと普通の生活をすることでさえも、頭を悩ませるシーンが多いです。
手のかかるやんちゃな保育園の子ども達を毎日見ながら、更には保護者に対しても大きな気配りや忍耐を必要とします。
その上、精神疾患の親の事まで考え、対応しなければいけません。
いつ、自分が精神疾患に陥ってもおかしくない状況といっても、過言ではないのです。
精神疾患の方は、どう考えても理解できないことを訴えてきます。
今日と明日では、言ったことも、態度も、表情も違います。
明らかに普通でないのですから、病気と割り切ってしまうしか気を楽にする方法はありません。
保育士専属のカウンセラーが欲しい・・・。
クレーマーの対応は遅れると致命傷に
数ある要望、苦情の処理はうまくやらないと恨みを買います。
園長に報告しても、その後の対応が何もないと、どんどん問題が爆発していきます。
例えばこんなことがありました。
遊具のサビに気づいた保護者がそれを教えてくれたのに、園長が、「まだ大丈夫」と判断すると、何も処置なし。
せめて保護者に、その考えを伝えてくれればいいけれど、それもしませんでした。
「先生、何もしてくれないし、何も変わらないじゃない」
保護者からしたら不満は溜まる一方。
対応次第で、保護者に不愉快な思いをさせそれがまた新たな苦情へと発展していきます。
アンケートの取りっぱなしも良くありません。
お願いしたからには、お答えしなければ意味のないアンケートとなってしまいます。
園の考えをきちんと伝える作業を怠ると、保護者の不満、不安を募らせるばかりとなってしまいます。
「聞くだけ聞いといて何もしないの!?」
こんな事を言われかねません。
「この人を担任にしないで」という要望もしばしばあります。
よほどひどい保育士でなければ、指導、注意をして担任は続けてもらいます。
「責任もって指導しますから」と、園長から誠実な説明があれば、保護者との無駄な確執は避けられたかもしれません。
ですが忙しさもあって「何か一言」が無いようものなら、卒園するまでずっとネチネチとクレームを聞かされるなんてことにも発展していきます。
苦情、要望の一つ一つを放置するのは、保護者を無視しているのと同じです。
時に恨まれても、保育園の方針を伝え、毅然とした態度で対応できると、苦情による保育士の苦悩も少しは救われるのではないでしょうか。
最後に
苦情処理の仕事はぜひ、信頼ある上司に担当して頂きたいものです。
対応能力次第で、担任と保護者の関係に大きな影響をおよぼしてしまうのですから。
うまく保護者に対応し受け入れながらも、心の中ではしっかり職員の味方であるような上司となら、これからもやっていけるでしょう。
ですがもし仮にあなたの保育園が、
担任を悪者にし、保護者からの苦情、悪口に園長も乗っかっているなどというパターンは最悪です。
クレーマーの理不尽な要求にさらされながら、誰も助けてくれる人がいないのであれば、あなたのストレスは減る事はありえません。
大変な親、子どもに日々対応する仕事です。
職員のチームワークと信頼関係が頑張る糧です。
支えあえる仲間のない職場では、苦しむばかり。一人で頑張ることはありません。
あなたの園は本当に大丈夫でしょうか?
子供は好きだけど、保護者のクレームに耐えきれない!
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